再三に登場!!ハルキゲニたんだよw

今回は思い切ってティラノサウルスについて
いっちゃうよ~

ティラノサウルスは人気ナンバーワンで熱意のある支持者の多い恐竜だし、
それだけにティラノサウルスに対して強い想いを馳せている人
多いんでさ~

 

「てめえみたいなヤツなんざ、ティラノサウルス語ってんじゃねえ~!」
とか言われそうで怖いよ・・・

 

まあ、ティラノサウルスは最後で最強の恐竜みたいに
ゴマすりながらヨイショ的な話しとけば、大丈夫かなw

とか余計なこと言ったら怒られそうだ・・・。

 

ティラノサウルスといっても
かなりの情報があるんでさ~
今回はティラノサウルスの
羽毛の有無について語らせてもらうかな~。

間違ってもティラノサウルスはスカベンジャー(腐食肉者)で
鈍重な恐竜とは口が裂けても言えない。

あっ!また余計なこと言っちゃった。

 

そんなこんなで恐れ多いティラノサウルスなんだけど、
最近、羽毛の生えたティラノサウルスの復元想像図をよく見るようになったじゃない?

 

でさ~
結局のところ、ティラノサウルスに羽毛が生えての?そうでないの?
ってなるんだけど、


まあ、結論から言っちゃうと、

「なんともいえない」

って、結論になってないしぃ~w

 

でもティラノサウルスに羽毛が生えてるのか、生えてないのかに
ついては、それぞれにそれなりの理由があってさ~、
そのへんのところ話たいんだけどさ、

 

まずは
ティラノサウルスが羽毛なって生えていないという理由には
ティラノサウルスが巨体であるため、

体の中の熱がこもりやすい体質
ってことかな。

なんで体が大きいと熱がこもりやすいかというとさ~、
体の大きさが大きくなると、
体の表面積に対して体の体積が比率が
どんどん大きくなっていくわけじゃない?
表面積は2乗に比例するけど、体積は3乗に比例するからって感じで。

体の表面積は体から体内の熱が外へ発散する出口のようなもんでさ~、
体が大きくなると、体の表面積は当然大きくなるんだけど、
それ以上に体の体積はもっと大きくなって、
体の体積は体の中にある熱量とイコールみたいなもんだから、
結果的に体が大きくなるにつれ、
莫大な熱量になって、それを外へ逃がすだけの出口が確保できなくなってしまうんだよね。

 

とか、ややこしいこと言って、自分でなに言ってんだかよくわかってないんだけど、


身近で例えちゃうと
コップにあるお湯は冷めるの早いけど、
お風呂の湯船のお湯は冷めるのに時間がかかるって感じ?

この巨体がゆえに熱がこもりやすい体質のうえに
断熱効果のある羽毛なんか生えていたら、

熱いお湯にフタをされた感じになっちゃうんで
余計に熱が出ていかないので、
ティラノサウルスのような巨体だと、すぐにオーバーヒートに
なっちゃうというわけ。

それがティラノサウルスの羽毛が生えていないだろうという理屈なんだけど、
ティラノサウルスって、かなりの大型肉食恐竜で
同じく大型肉食恐竜のアロサウルスやスピノサウルスと
いっしょ系っていう感じを受けるんだけどさ~、


ティラノサウルスはそれらとはまったく別物で
体が小さく羽毛が確認されている恐竜が多い

「コエルロサウルス類」というグループの一員なんだよね。

ティラノサウルスはそういうグループの一員なんだから
当然、羽毛があっても不思議ではないでしょって
なるんだけど、
羽毛つき小型恐竜たちのなかで、極端に巨大化して
グループ内でかなり浮いてしまった存在になってしまったし、
やっぱり、さっきも言ったように体温の諸事情でさ~
羽毛も抜け落ちて、さらに浮いた存在に磨きをかけてしまった
かもしんないよね~。

 

ところがさ~
ティラノサウルスにごく近い全長9mもある

「ユーティラヌス」という肉食恐竜には
なんと羽毛の痕跡が確認されているんだよね。

ティラノサウルスほど大きいとは言わないまでも、
これだけ大きな恐竜に羽毛があったことがわかったんだから、
大きな体は熱がこもりやすいから羽毛がないという理屈は
あくまで理屈であってさ~
実際はティラノサウルスにも羽毛があったんでは?って
思えてくるよね~

ってどっちなんだよっw


というわけで
あたしもティラノサウルスも登場する
「マンガ古生物学」発売中だよ~