ハ~イ、ハルキゲニたんだよw

今回はこの前発売された「マンガ古生物学」の9話で
登場する
ステゴサウルスについて、
「マンガ古生物」では顔を出すだけだったんでさ~、
ここでステゴサウルスを詳しくやっちゃうね。

 

なんで、いきなり?思っちゃうかもしんないけど
あたしの登場する「マンガ古生物学」は
5億年の生き物たちの歴史という壮大な物語を
わずか96ページのマンガでイッちゃっうムチャぶりだったんでさ~、
「マンガ古生物」で語りきれなかったことを
このブログで補ってしまおうってわけ。

そもそも、
「マンガ古生物」には「あの麻呂カリスン」って人が登場して、
わたしよりも詳しいもんだから、
キャラの設定上、
あの麻呂カリスンが語り手で、
あたしが聞き手になっちゃってさ~
セリフが回ってこなくて、
存在感が薄れてしまった感があるんだよね~

 

って、おっと、長々グチってる前に本題だね。

 

まあ、そのステゴサウルスなんだけどさ~

ステゴサウルスって聞くと
「え!?捨て子の恐竜?」と思っちゃうんだけど、
「しょーもな・・・」って思った


そこのあなたっ!

あなたもステゴサウルスと聞いて、捨て子の恐竜って
多少なりとも頭によぎったはずだよ。

 

まあ、それはさておき
ステゴサウルスの
「ステゴ」って
外国語で
「屋根」って意味なんだよね。

 

ステゴサウルスを見る限り、
どこぞに屋根の要素があるんだ?って
思っちゃうんだけど、


ステゴサウルスは初めて知られた時の
背中の立派な骨板が倒れて体を覆い被さるような
感じなっていたと思われていたんだよね。

だからこの背中の骨板を屋根に見立てて
ステゴサウルス(屋根トカゲ)と呼ばれるようになったわけだよ。

 

まあ、今のステゴサウルスの想像図は
背中にこの骨板が突っ立ってて、立派なビジュアルになったけど
この骨板を詳細に調べたら、
どうやらたくさんの血管が走っていて、
この骨板を日光に当てて、体を温めたり、
風を当てて体を冷やしたりと
体温調節に使っていたと考えられているみたいね。

 

ほら、真夏にクソ暑くて汗ダラダラのときに
手首の脈を測るところに冷たい缶ジュースとか当てて、
汗を一気にひかす裏ワザってあるじゃない?

 

要は体じゅうをめぐる血液を冷やしちゃえば、
体じゅうが冷えちゃうというわけ。

これをステゴサウルスも背中の骨板で、
体温調節をやっていたというわけなんだけど、
この骨板は体の成長とともに大きくなっていった
とか言われているらしいから、
大人になったステゴサウルスが
立派な骨板を見せつける性的なディスプレイにも
使われていたとか言われているね。

 

まあ、いずれにしてもさ~
ちょっと興奮状態になって、血流が増えちゃうと、
血管がたくさん走る骨板が真っ赤になって、
ディスプレイ効果はさらにパワーアップしちゃうんじゃないかな。

このさらなるディスプレイ効果アップした骨板は
敵への威嚇効果にも使えそうね。

ステゴサウルスの敵といえばさ~
ステゴサウルスのライバル的存在だった
アロサウルスっていう肉食恐竜がいたんだけど、
コイツの腰あたりの脊椎骨とか恥骨とかに

貫通した傷穴があるんだよね~

これって、傷穴のサイズ的にも
ステゴサウルスの尾の先っちょに
ある4本のトゲによって
付けられたじゃないかって言われているんだけど、

これがもしもさ~、本当だったら、
ジュラ紀の王者とも言われていたアロサウルスに
骨をも貫通させるほどの深い傷を負わせるなんて・・・
冷静に考えるとヤバくね?これ。

ステゴサウルスはヤバいヤツってところなんだけど、
反対の意味でまた驚いちゃうのが、

噛む力

そのステゴサウルスの噛む力が最大で275N(ニュートン)
という試算が出てるんだよね。
まあ、よく知られてない単位と数値を出されてもって感じだけど、
ヒトの咬む力はだいたい700N(ニュートン)なんだよね。

9mもあろう巨大生物が
ヒトの咬む力の3分の1以下なんて、
噛む力なさすぎるでしょ。
まあ、植物しか食わないし、植物ついばんで、呑み込むだけなんだから、
そんなにアゴの力が必要ないってところなのかな。

ってまあ、ステゴサウルスのことをだらだら話しちゃったけど


最後まで読んでくれた人にお花あげちゃうっw

 

 

 

マンガ古生物学発売中で~っす