カエル(無尾目)
そして
サンショウウオやイモリなどの有尾目。


両者は近縁関係にあり、
過去に共通祖先がいたという説は有力だ。


しかし
そのカエルとイモリの共通祖先と思しき
化石は今まで発見されていない・・・。

つまり、それを証明する物的証拠がなかったわけだ。

カエルとイモリの共通祖先

いわゆるミッシングリンク(失われた環)というヤツだ!


そして
そのミッシングリンクが

ついに発見されたのだという!


化石が発見されたのは1995年、米テキサス州
そして
カナダのカルガリー大などの研究チームが
今年の5月22日にようやく英科学誌ネイチャーに発表したという!


時事ドットコム 2008年5月22日

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008052200070&j1


それがこいつだ!


ゲロバトラクス  学名(Gerobatrachus hottoni

ゲロバトラクス

化石が発見された地層から
ペルム紀の初期~中期(2億7000万~2億4000万年前)に
生息していたと見られている。
カエルとサンショウウオのDNAの塩基配列を調べた結果から
彼らは3億年前の石炭紀に分岐したと見られたが
この化石の発見により、より最近に分岐したと見られる格好だ!


ゲロバトラクスの化石図

発見された化石の図。
カエルとサンショウウオの共通祖先というだけに
やはりその姿は中途半端だ!


昔のカエルと今のカエル

現生のカエルにくらべ、背骨の数は多く
胴長な印象はサンショウウオであり、
カエルは背骨を少なくすることによって
跳ねたとき安定させることから
このゲロバトラクスは
カエルのように飛び跳ねて移動できず、
サンショウウオのように
もっぱら体をくねらせて歩いていたようだ。
しかし
後足の指骨は長く発達しており
カエル的なようにも見え、
カエルのようにむき出しの大きな鼓膜が
あったといわれている。


そんなゲロバトラクスの化石が発表された

2008年は

「国際カエル年」である。

http://excite.co.jp/News/bit/00091209285635.html