地球温暖化・・・。


北極海ではその影響をもろに受けて
その海氷が溶けはじめている。


ホッキョクグマ

ホッキョクグマ
その北極海の海氷上で
獲物であるアザラシの狩りをしたり、子育てをしたりと
重要な生活の場であり
それが失いつつあるのだ。


そして
米政府がホッキョクグマを絶滅危惧種に正式に
指定したという話は最近ことだ。


世界最大の肉食獣ホッキョクグマが

この極地から消えようとしている・・・。


しかし


1万1000万年前にはこの極地から
さらなる偉大な肉食獣が消えていた!


ジャイアントショートフェイスベア
 学名(Arctodus simus yukonensis


ジャイアントショートフェイスベア

ヒグマ をも圧倒的に凌ぐ、当時の最大の肉食獣!
そして
史上最大のクマといわれている。


大きく円錐形の犬歯、ナイフのように咬み合う臼歯、
そして強靭な咬筋をもっていただろうその頭骨は
現在のどのクマより肉食傾向が強かった
実に骨化石の窒素構成から
純肉食性であったと判明しているという!


ショートフェイスベア(短面熊)の名のつくように
鼻面が短く、クマというよりはネコ科動物のような
頭部をしていたという!
おそらくネコ科動物のように獲物との距離感を
つかむのに特化していたようだ。


そして
クマの仲間とは思えないほどのスリムで長い足・・・。
そこそこのスピードで走ることができ
巨体にもかかわらず、

かなりの機動力を有していたことになる!


まさに
このショートフェイスベアは
他のクマとは別格な存在だったのは

その姿から間違いないだろう!


このように
ショートフェイスベアは優秀なハンターだった
ように思えるが、
巨体を利かして他の肉食獣から獲物を奪う
スカベンジャーだったという説もあるという。


クマは足は蹠行性(かかとを地面につけて歩く)なので
2本足で容易に立つことができるが、
ショートフェイスベアが立ち上がると
足が長い分、立ち上がった高さはかなりのもので
その高さは340cmにもなったという!


立ち上がるショートフェイスベア

それはまさにそびえ立つ巨人である!


その姿から与えるインパクトは相当なもので
サーベルタイガー などの強力な肉食獣も
たじろかせて、獲物を奪ったかもしれない。