恐竜といえば、誰もが巨大な爬虫類を想像する・・・。


しかし恐竜といえど、
繁栄した時代は長く
姿から生態まで様々であり、
体長1mに満たない小さなものや
鳥のような姿をしたものもいる。


しかし!

北米に広がるジュラ紀後期1億5000万年前の地層
「モリソン層」
そこは雨季と乾季が訪れるサバンナの世界。

そしてまさに桁外れに巨体の恐竜たちが
闊歩する典型的な恐竜ワールドだったのだ!


ブラキオサウルスの群れ

モリソン層は特に巨大竜脚類(カミナリ竜)の姿が
やたらと目立つ。
スーパーサウルス (33m)、セイスモサウルス (33m)
ブラキオサウルス (25m)、アパトサウルス (21~25m)
などなど・・・。
20mから30mを越えるものまで、
ごろごろいたのだ!


そして
そんな巨大恐竜を獲物とする
とんでもない捕食者もいた


アロサウルス だ!


ティラノサウルスとアロサウルス

肉食恐竜の代表といえば、後の時代の白亜紀に生息した
ティラノサウルス だが、
ジュラ紀を代表する肉食恐竜といえば
このアロサウルスだろう。


アロサウルス

一般的な人気または知名度でいえば

暴君竜の名にふさわしいティラノサウルスに譲るものの
スマートでバランスのとれた洗練されたボディは
捕食者としての完成度はかなり高いと思われ、
「ティラノサウルスよりアロサウルスの方が好き!」

「アロサウルス・・・たまらない」

とその魅力にはまっている人は少なくはない!


アロサウルスはモリソン層で食物連鎖の頂点に立つ存在にも

かかわらず、大量に化石が発掘されており、
この大恐竜世界できわめて目立った存在だったことだろう。


アロサウルスはやはり活発な捕食者であるといわれ、
獲物はやはり大物ばかりだ!


実際に大型竜脚類の化石からアロサウルスの歯によって
傷つけられた痕跡が残っていおり、

追跡した足跡化石も残されている!

また
ステゴサウルス の首や背ビレにはアロサウルスのものと
思われる歯形や歯そのものが残っているという。


アロサウルス対ステゴサウルス

しかし
アロサウルス対ステゴサウルスの死闘を描いたものは有名だが、
ステゴサウルスも反撃したらしく、
これは実際にアロサウルスの尾の骨に
ステゴサウルスの尾先にあるトゲが貫通するほどの
凄まじい傷跡が化石として残っているという!


まあ、とにかく
アロサウルスはかなりの積極的な捕食者であった

ことは化石から想像でき

大恐竜世界モリソン層で
かなりの厄介者であり、

肉食恐竜の鏡といっても

言い過ぎではない!


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