今さらなニュースでありますが~・・・



1999年、アメリカ中西部ノースダコタ州
6700万~6500万年前の「ヘルクリーク累層」から
当時16歳だった少年によって
ハドロサウルスのミイラ化石が発見された!!

ハドロサウルス  属名(Hadrosaurus )

ハドロサウルス

発見地から「ダコタ」と名づけられた
このミイラ化石はかなりの保存状態で、
全身骨格にこと足らず、
足先の肉趾ケラチン質の蹄(ひづめ)
そして
筋肉や靭帯などの軟組織も残っていたという!

その軟組織の痕跡を最新のCTスキャンを駆使し
筋肉量を調べた結果
従来の推定より25%も多いことがわかり、
時速45kmものスピードで走り、
肉食恐竜ティラノサウルス (時速29km)から
十二分に逃げ切ることができたという!



また
体表のウロコのパターンなどから
体に縞模様があったと推測され、
外敵から身を守る保護色に役立てたといわれている!
まさに被捕食者として生き延びる能力が
備わっていたというわけだ!

これまで北米、南米、イタリア、中国などに
世界中でミイラ化石は10匹足らずしか発見されておらず、
その中でも「ダコタ」の保存状態の良さは初めてだと
関係者は驚きを露にしたという。

過去のミイラ化石ではとりわけ有名なのが、
エドモントサウルス(当時はトラコドンと呼ばれていた)。

エドモントサウルス  属名(Edmontosaurus )


エドモントサウルス


これも同じくハドロサウルスの仲間だ!
ちょうど100年前の1908年。
ミイラ化石として初めて発見された。

ミイラ化されたエドモントサウルスは
福井県立恐竜博物館で見られるぞ!
http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/dino/database/248.html



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ミイラ恐竜「ダコタ」の発見から研究までの
一部始終が書かれた書籍だ!
また2008年1月には同タイトルの
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